両親が宝石店を営んでいるため幼いころからジュエリーというものが身近にありました。
大切な人への贈り物を真剣に選ばれるお客様
幸せそうに結婚リングを選ばれるお二人
頑張った自分へのご褒美にと奮発されるお客様
母の形見の指輪を身に着けたいと修理に来られるお客様
そこにはいつもお客様の大切な瞬間や想いが溢れていました。

両親の傍らでお客様のその大切な空気感のようなものを感じながらいつしか両親と同じ仕事に憧れている自分がいました。
そんな中で、両親と同じではなく自分にしかできない表現ってなんだろうと考えるようになりました。

私が尊敬している経営者の１人に以前私がアルバイトをさせて頂いていた飲食店のオーナーさんがいます。
そのお店は地元の人でも知らないような珍しい沖縄の食材を提供している沖縄創作料理のお店です。

このお店でしか味わえない料理やお酒
いつ来ても信頼し安心できる素材や鮮度
有意義な時間
大切な人と来るときはこのお店
沖縄旅行に来たときは絶対にまたこのお店
今思えば、形は違えどお客様の大切な空気感は同じ気がします。

以前そのオーナーさんに
「沖縄にはまだまだ知られていない素材がたくさんあるんだよ。生まれ育った土地の素材を生かしたものづくりをしてそれを伝えていけたらいいね」と言われました。

その時はまだピンときていませんでしたが
今、私は夜光貝に出会ってジュエリーにしています。
その根底にはあの時のオーナーさんの言葉があったからだと思っています。

夜光貝を選んで頂いたお客様の想いにそって
その大切な空気感を感じながら
贈る方の気持ちが届くようなものづくりを目指していきます。